学校長 亀 谷 卓 朗
富山県立魚津高等学校は、明治32年創立の富山県第三中学校、大正10年創立の県立魚津高等女学校、昭和11年創立の魚津町立実業学校、この三校を前身として、昭和23年に発足しました。爾来、幾多の学科改変や機構改革などの変遷を経て、今年度創立１２４周年を迎えました。同窓会員は約三万人を数えるなど県下有数の規模を誇るとともに、国内国外を問わず幅広い分野で活躍され、母校の名声を高めておられます。
現在の本校は、普通科単独校であり、多展開授業を多く用いた「進路別講座制」という、生徒各々の進路に応じた授業を受けることができるような仕組みを整え、手厚い指導を心がけています。図書館・記念館90・記念館100蜃窓館などの学習環境も整備され、「明るい協力、撓まぬ勉強」の校訓通りに、どの生徒も互いに切磋琢磨し合っています。また、２年次には生徒全員が自分の進路に応じて行う「生徒希望選択研修」など、各種研修も充実しています。さらに、文武両道の精神は今もしっかりと根付いており、部活動や生徒会活動等もたいへん活発で、体育大会・魚高祭・弁論大会など多くの伝統的な行事にしっかりと取り組んでいます。
今後は、次の10年に向けて、新川地区の拠点校として「名門魚津高校」の継承・発展を目指し、生徒並びに教職員一同は「師弟同行」を心に刻み、邁進し続ける決意です。
