2月12日(水)5・6限の「総合的な学習の時間」に、本校の各教室でディベート大会を行いました。これは、昨年11月から始まったディベート講座(全6回)のまとめの役割を果たすものです。
昨年の11月から始まったディベート講座の特徴は、以下の5点です。
① ディベートの「専門家」から学べること
② クラスごとに「直接」指導してもらえること
③ 全6回という「長期」にわたって「系統的に学べる」こと
④ 生徒が「自分でジャッジ(審判)を行うスキルを身につけられる」こと
⑤ 「小論文」に生かすことができること
今回の大会では、生徒が学んだジャッジ(審判)を務めるための知識を用いて、実際にジャッジを務めたことが特筆すべき点です。
大会後に、面白かったのはディベート自体という生徒が約3割、ジャッジ(審判)という生徒が約6割で、ジャッジの手法を具体的に学び、実際の体験によって面白さを感じられた生徒が多いようでした。将来、地域や企業の中でファシリテーターの役割を果たすことになる魚高生にとって、大きな収穫となりました。
講師の富山大学准教授 宮城信先生(全国教室ディベート連盟 理事・北陸支部長)には、長期にわたり、系統的かつきめ細やかに、そして熱心に講義をしていただきました。深く感謝いたします。
<生徒の感想>
これからは友人と話す際や、授業等で発言をする際に、論理的思考で内容や意見を考えて話をしようと考えています。また、その話し方を継続して、大学に入学するまでに習慣化できるように心がけていきたいです。
また、自分の意見の効力を強めるために、具体的な資料を準備するなどして、自分の経験や主観だけではなく、客観的に意見を考えて、その自分の発言がしっかりと意味があって、人に影響を与えることができるように、これから毎日意識して発言していきたいと思います。
自分の意見をちゃんと伝えるときには、自分の論、言葉がわかり安い構造になっているか、信用できる根拠に基づいた説得力のあるものになっているか、考えられるメリットがデメリットの要素を上回っているかどうかなどを考えていきたいと思います。
これから日常会話でも部活動内でも自分の意見を言うという場面は多くあるし、相手の意見を聞くということも多くありますが、そのときに相手の意見を聞きつつどう自分の意見も相手に響くものにするかという思考をしていきたいと思います。
また、入試に向け小論文を書くことも増えるので、その時は立論を作るときに意識した、メリットの発生過程とメリットの重要性をきちんと入れたものを書く、ということを意識していきたいと思います。
私が6回のディベート講座を通して学んだことで、今後実行したいことは、論述するときに、文章の構成を組み立てて話すことです。そのほうが聞きとる側も理解しやすいし、自分でも言いたいことが整理できると思いました。これから社会に出ていく上で論述する機会は増えると思うので、ディベート講座で学んだことを活かしていきたいです。